旅館のよしあしは部屋でほとんどが決まります。落ち着いて滞在できる部屋かどうか、あるいは眺めがいいかどうか。まず部屋の充実ぶりをチェックしたいものです。
高級旅館の特徴のひとつは部屋の数が少ないこと。大規模で設備が充実したところもいいですが、こじんまりとした隠れ家的な旅館で静かに滞在するのも高級旅館の醍醐味でしょう。
神奈川県箱根の強羅温泉にある「強羅環翠楼」は旧三菱財閥のオーナーだった岩崎家の別荘を譲り受けて誕生した旅館です。庭園「華清園」1万坪もの敷地を誇り、その中にひっそりとたたずむ旅館の部屋数はたったの14。かつて昭和天皇が訪れた「錦華亭」など、落ち着いた雰囲気の部屋がじつに魅力的です。
静岡県伊豆高原にある「旅程懐石 曾我」は静けさ漂う竹林の中にたたずんでいる旅館です。広大な敷地の中に3棟、全部でたった7室という環境。周囲の喧騒に煩わされることなく極上のひと時を過ごすことができます。伊豆大島をはるか眺めることができる景観、各部屋に設置された露天風呂など、最高の環境を誇っています。
ほかにも埼玉県秩父にある「茜彩庵 山水」や群馬県梨木温泉にある「梨木温泉 はせを亭」、栃木県那須高原の「那須高原 御宿 なか田」など、部屋で選びたくなる高級旅館は多数あります。
こういったのんびりと滞在できる環境、部屋を用意している高級旅館は一度は訪れてみたいものです。